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【妄想属性】オリジナル 【妄想属性】脳内妄想 【妄想属性】もうそうぞくせい 【作品名】スティール・レイルロード 【作品名】死に沈む 【作品名】さくひんめー 【名前】暴走特急アイアン号 【名前】紫藤レベッカ 【名前】なまえ 【属性】巨大列車 【属性】暗殺者 【属性】ぞくせい 【大きさ】高さ20m、幅10m、全長1kmの鋼鉄製の列車 【大きさ】成人男性並み 【大きさ】しょうがくいちねんせいのおんなのこなみ 【攻撃力】大きさ相応の体当たりなみ 【攻撃力】並の人間の5倍以上の戦闘能力を持つ相手100人を一秒で殺しきる 【攻撃力】きほんおおきさそうおう 【防御力】大きさ相応の鋼鉄製 【防御力】ショットガンの直撃を受けて無傷 【防御力】きほんおおきさそうおう 【素早さ】真っ直ぐ進むなら時速720km 【素早さ】1m先で放たれたライフルを回避し、並の人間の5倍以上の戦闘能力を持つ相手100人に同時にナイフで攻撃されたのを回避する程度 【素早さ】きほんおおきさそうおう 【特殊能力】「超ブレーキ」:速度を一瞬で0に出来る 【特殊能力】「殺意」:精神を持つ存在なら、睨み付ける事で3秒程足止め出来る 【特殊能力】「なちゅらるりふれくと」:じょうじはつどう。あいてのこうげきをかんぜんはんしゃ。 【備考】 【妄想属性】【作品名】【名前】【属性】 【大きさ】【攻撃力】【防御力】【素早さ】【特殊能力】がそれぞれ四つずつ存在し、 対戦相手にもっとも適した物をそれぞれについて一つずつ選んで戦闘を開始することが出来る。 ◆考察記録--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 729 名前:格無しさん 投稿日:2007/01/06(土) 20 36 45 728 しまった訂正。 【備考】 【妄想属性】【作品名】【名前】【属性】 【大きさ】【攻撃力】【防御力】【素早さ】【特殊能力】がそれぞれ四つずつ存在し、 対戦相手にもっとも適した物をそれぞれについて一つずつ選んで戦闘を開始することが出来る。 ↓ 【備考】 【妄想属性】【作品名】【名前】【属性】 【大きさ】【攻撃力】【防御力】【素早さ】【特殊能力】がそれぞれ三つずつ存在し、 対戦相手にもっとも適した物をそれぞれについて一つずつ選んで戦闘を開始することが出来る。 959 名前:格無しさん 投稿日:2007/01/17(水) 01 51 45 暴走特急アイアン号/紫藤レベッカ/なまえ考察 最大攻撃力は列車+鋼鉄orショットガン無傷+体当たり。 加えて、攻撃>防御の相手ならなちゅらるりふれくとによる反射勝ちも可能。 ファステック360Sまでは素でも倒せるがそれ以降はきつい。 あとは成人男性+ライフル回避+100人瞬殺で任意全能を殺す程度しかできない。 ファステック360Sから上がる。 △ホモ・サピエンス・サピエンス 出会うまでに2年近くかかるが40人/sくらいのペースでないと無理なので勝ちはない。 △下着ドロ専門パトロール隊 反射は無理。速すぎる。 ○マスク・ド・メロンのメロメロメロン 反射勝ち。 ○ロケットマン 反射勝ち。 ○鎌倉の大仏 反射勝ち。 以降、反射勝ちできるor任意全能系なので勝てるキャラが多いため一部省略。 戦車~即時・・・○○△○○○×○○○○○△○○○○○○○○△○○○○○△ △*4小右衛門火、剣道部にいる先輩、千野久子、j:堅い。 ×わりと速く動く大きな落とし穴:攻撃するわけではない。 即時~任意・・・××○○○○○○○△○○○△○○○○○○×○△○○××△○×○ ×寿限無:不可視なので倒せず逆にやられる。 ×ケイコ:堅すぎる。歌で負け。 △*4富士山、○○の人×○○人、香坂結衣、マリ:堅い。 ○にゃんこ戦車:完全反射なのでダメージは受けないと思われる。30分経過して勝ち。 ○Mr.ハイテンション:ほぼ同上。 ×キンメダイ:能力負け。 ×かなり速く動く結構大きな落とし穴:攻撃するわけではない。 ×安部氏当選発表:現象だし無理。 ×矢追愛:不可視だし機械にも有効なので無理。 任意~達人・・・○○○○○○○○○○○○×○○○○△○○○○△(○○×○×○)○ ×創造神:列車以外では勝てない。しかし列車だと最速でも5秒かかるので任意全能でやられる。 ○アイスソード:吹雪反射による凍結勝ち。 △湊川恭一郎:無理。 △分裂する成人男性:無理。 ×*2ト狩、Concept-X 6-1-1 ターンX最初期生産型:堅いので創造神と同様の理由で負け。 達人~超音速・・・○○○○○△○○○○○○○△○△△△○○×○○○×× △*5Z80、マークパイソン、分裂、全方位、バリア:堅い。 ×ジョセル:古代神召喚の反射は無理か。 ×巨大化魔王様:ポージング負け。 ×七賢者:時間操作負け。 とりあえずここまで。 276 名前:格無しさん 投稿日:2007/02/05(月) 23 43 54 暴走特急アイアン号/紫藤レベッカ/なまえ考察 超音速以降は反射以外で勝つことはまずないだろう。 しかし反射がかなり強いので大抵の場合は勝てる。 伊菜・バウアー>究極宇宙恐竜パワードゼットン+>国生衛 このあたりに似ているがゼットン以降は無理。よって 究極宇宙恐竜パワードゼットン+>暴走特急アイアン号/紫藤レベッカ/なまえ>国生衛
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なまはげテレビ>基本番組表 基本番組表 TUA 2010秋 月 火 水 木 金 土 日 4 45 4 45 5 25 5 25 5 30 みのもんたの朝ズバッ! 5 30 5 45 みのもんたのサタデーずばっと 5 45 6 00 6 00 6 15 6 15 6 30 6 30 6 45 JNNニュース 6 45 7 00 週刊!健康カレンダーカラダのキモチ 7 00 7 30 知っとこ! がっちりマンデー!! 7 30 8 00 サンデーモーニング 8 00 8 30 はなまるマーケット 8 30 9 25 9 25 10 00 サンデージャポン 10 00 11 00 11 00 11 25 11 25 11 30 JNNニュース 11 30 11 40 11 40 11 45 アッコにおまかせ! 11 45 12 00 12 00 12 55 12 55 13 00 13 00 13 50 ごごネタ! 13 50 15 54 とっても!@テレビ 15 54 16 00 16 00 16 53 Nスタ 第1部 16 53 17 00 (月1回)ふしぎのトビラ~ふるさとサイエンス 17 00 17 30 報道特集 Nスタ 17 30 17 45 Nスタ 第2部 17 45 18 00 THE世界遺産 18 00 18 15 NスタAKITA 18 15 18 30 夢の扉 ~NEXT DOOR~ 18 30 19 00 関口宏の東京フレンドパークII 紳助社長のプロデュース大作戦! スパモク!! がっちりアカデミー!! 飛び出せ!科学くん さんまのSUPERからくりTV 19 00 19 55 19 55 19 56 ぴったんこカン☆カン 19 56 20 00 水戸黄門 第42部 20 54 JNNフラッシュニュース 20 54 21 00 月曜ゴールデン 解禁!マル秘ストーリー くらべるくらべらー 橋田壽賀子ドラマ渡る世間は鬼ばかり 中居正広の金曜日のスマたちへ 世界・ふしぎ発見! 21 00 21 54 21 54 22 00 リンカーン イチハチ 情報7days ニュースキャスター EXILE魂 22 00 22 54 NEWS23X 22 54 23 00 A-studio 情熱大陸 23 00 23 20 23 25 23 30 NEWS23X チューボーですよ! 革命×テレビ 23 30 23 45 23 45 23 50 キングオブチェアー あらびき団 おもろゲ動画SHOW投稿!1000000000ビュー 地球のしゃべり方 23 50 24 00 S☆1 S☆1 24 00 24 15 サンドのぼんやり~ぬTV 24 15 24 20 よゐこ部 痛快!明石家電視台 24 20 24 35 24 35 24 45 24 45 24 50 週刊EXILE ノブナガ 演歌百撰 24 50 24 55 24 55 24 58 COUNT DOWN TV 24 58 25 00 25 00 25 05 25 05 25 13 25 13 25 20 25 20 25 25 25 25 25 30 25 30 25 45 25 45 25 50 25 50 25 55 25 55 月 火 水 木 金 土 日
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114 名前:毒にも薬にもなる姉 ◆9BssOn5LsM [sage] 投稿日:2007/06/18(月) 00 57 06 ID RW8VOO31 第一話 「能ある姉は本意を隠す?」 灯火 芥 心地よい香りがした。 懐かしいような香り。 ああ、これは昔よく嗅いでいた匂いだ。 ある日突然無くなった匂い。 そうだ、これはお姉ちゃんの匂いだ。 気が付いたらバイクに乗っていた。前に見えるのはお姉ちゃんの背中だ。 荷物はサイドカーらしきものに乗せられていた。(微妙な大きさで人は乗れなそうだ。) 「おはよー。どう?風の中での目覚めは。」 ちょっと待って、俺どうしたの? 「あの後倒れちゃったから、私のマンションに運んでる途中。」 倒れるほどのショックだったのか。 「ん?でも意識がないのにバイクの後ろに乗れる?」 「そういうときのために、しばるベルトとかあるからね。」用意周到。おみごと。 でもまだ何か違和感。 …待てよ、腕が上に来すぎていないか 「どうよ、グリップ効いてるでしょ。 お姉ちゃんの胸。」 「ああ、道理でぷにぷにしてると思ったら。」 「もっと飛ばすよ。もっとぎゅってしがみつかなきゃ危ないよ。」 正直バイクはなれない。思わず力を強くする。ぎゅー。 「あふぅ。そうそう。」 ……え? うわあああああああああっ!しまった!もっと早く気づけ俺! 「おねえちゃん!外して!」 「大丈夫、強く握ったりしてもきょぬーのままだよ。しぼむどころか大きくなるかも。」 「そこじゃない!こんな街中でこんなことさせんな!」 「こんなまちなかで…。ふあっ、ああっ。」やばいあせて手が動くと逆効果。だめだ、勝ち目がない。 「なんでもするから外してくれ。」事実上の敗北宣言。 「じゃあ、跪いて足をお舐め。」 「女王様!?」 「違う、そこは可愛い声で姉様とお鳴きなさい!」なんのことだ。 115 名前:毒にも薬にもなる姉 ◆9BssOn5LsM [sage] 投稿日:2007/06/18(月) 01 00 48 ID RW8VOO31 灯火 光 なんだ、もっともんでいいのに。 まあこんなスキンシップをしているうちに私のマンションについた。 大家は別に雇っているが、オーナーは私。でも内緒。 そんなこと言ったら別の空き部屋を貸してくれと言いだす。 あっ、それはそれで有りかな。 そしたらいろいろなところにカメラを設置して…。 「何にやにやしてるんだよ、キモイよ。」 「これから始まる生活のことを考えるとね。ついね。」 あっくーは溜息を吐きだす。私はすかさず深呼吸。 吐息こい!あっくーの吐息こい! なにがしたいと冷静な突っ込みがくる。ぐう。 そんな会話をしながら2階・0231号室の前に来る。 「はい合鍵、何だか恋人みたい。」 あっくーはそっけない相槌を打つのみ。冷たい。 いけずー。 しかしくじけない。素直になるまで何度でも。 「さてここが二人の部屋だよー。」 そう、いろんな意味で二人が過ごすのに最適な。 そのための準備や策略は一つたりとも欠かしていない。 これでいろんなことが正当化される。 ふふふふふふふ…。 116 名前:毒にも薬にもなる姉 ◆9BssOn5LsM [sage] 投稿日:2007/06/18(月) 01 02 01 ID RW8VOO31 灯火 芥 どうやらこのマンションの広さは初めから二人暮しを想定したものらしい。 「家具はお姉ちゃんの趣味でそろえたからちょっと気になるかな。」 光ねえのインテリアの趣味はシンプルを好む。 だから何ら問題はない。 いや、隣で怪しげな笑いをしている本人が問題なのだが。 しかし無印のシリーズが多い。 デスク・椅子・ダブルベット。結構値は張りそうだ。 教授とはそんなに儲けられるのか? 本棚としていくつかカラーボックスがある。まあ、本が多いのは当然か。 しかしその倍ぐらい漫画が多いのはいかがなものか。 昔から頭がいいのに、マンガばっか読んでたからな、光ねえは。 しかしそんなのはブラコンの前では些細なこと。 オタクでも何でもいいからブラコンだけは直してほしい。 だが何か物足りない。何だろうか。 「そうそう、ソファーは今ないの。ちょっと壊れちゃってね。」 「ああ、それか。」まあ、別に不可欠ではない。 「あとお風呂なんだけど、ちゃんと二人で入ろうね。」 「却下。」 「でも光熱費浮かせるにはこれがいいの。」なぜそんなところはけちる。 まあこれは毎回理由をつけて時間をずらせるかな。 「あとそこの本棚、大事に扱うなら読んでもいいよ。今では手に入らないものもあるから。」 そんなに古い学術書まで読んでるのか。 感心。 「これ、限定版のカバーだから。このカードが付いててね。」 マンガかい。 118 名前:毒にも薬にもなる姉 ◆9BssOn5LsM [sage] 投稿日:2007/06/18(月) 01 03 50 ID RW8VOO31 灯火 光 こういったのだ、もう固定観念を抱いただろう。 あの日からマンガ好きを演じ続けた。 正しくはサブカルチャー好き。 ぶっちゃけオタク。 要はバカになりたかった。 いや、バカとして見てほしかった。 (漫画好き=バカというのもどうかと思うが。まあ、判断者が馬鹿だし。) その要因は馬鹿どもにあるというのは一つの皮肉か。 馬鹿どもは店に並ぶ宝石の美しさは知れど、己が炭鉱からとれた金剛石の輝きに気付かない。 磨けばより輝くのに、ただ燃やしてしまう。 まさに蠅。目は多くあれど、意味を持たない。 もしこれからも馬鹿な真似をするのであったら…。 いよいよ不要となったのだ。 駆除の時間か。 しかし、その金剛石は自力でここまで輝きを取り戻した。 そう、この大学に一般合格。 親からも、先生からも、クラスの人からも四面楚歌を受けながら。 そのうえでこの結果。 お姉ちゃんね、今回はなーんにもしてないよ。 信じてたから。 二年前に手紙が来てから。 一文字一文字全部覚えてるよ。 「二本松大学は馬鹿な僕にはレベルが高すぎるので、今からでないと追いつきません。」 高二の初めから進路を考える人はそうそう馬鹿とはいえない。 「でも僕はどうしても二本松でないとかなえられない夢があります。 ある教授のもとで勉強したいのです。まあ、よく笑われるけど。」 目標を明確に持つ人を笑える人はいない。 だから、願掛けを込めて。 一緒に頑張ろうと思って。 お姉ちゃんもさらなる挑戦をして完璧になった。 そしたら社会は私をほめたたえる。 ちょっとうっとうしい。 この力を社会に役立ててくれと人々は願う。 いいよ。ただついでだけど。 その前に、 「生きてますかー、おーい。」 うわあぁぁっ!近くにあっくーの顔が! 119 名前:毒にも薬にもなる姉 ◆9BssOn5LsM [sage] 投稿日:2007/06/18(月) 01 04 51 ID RW8VOO31 灯火 芥 これも昔からの癖でなんも前触れもなく考え込んで、そのまま何があっても動かない。 けど今までこんな険しい顔をしていたことがあろうか。(そのあとなぜかやさしい顔になったが。) もしかしてこの六年のうちに色々あったのだろうか。 「あっ、ごめんねごめんね。」 「お姉ちゃん、よく一人暮らしできたね。」 まあ、いろいろあったかなーとごまかしている。 前言撤回。 変わらないな。 いろいろ策略を練ったりするのが得意なのにどこか抜けている。 それが灯火 光。 ん、策略…。 ちょっとまてよ、ソファーがないってことは…。。 「あの、お姉ちゃん、布団とか予備のベットとかない?」だめだ、声がひきつっている。 「何言ってるの、そのためのダブルベットだよ。」 や、やられた。 120 名前:毒にも薬にもなる姉 ◆9BssOn5LsM [sage] 投稿日:2007/06/18(月) 01 05 54 ID RW8VOO31 灯火 光 そのあと私の作ったご飯を食べつつ色々な話をした。 いままでのこと、これからのこと。 一緒にお風呂は無理だった。まだまだこれから。 でも文句をこぼしてたけど、結局一緒に寝てくれた。 「変な事するなよ。」 「お姉ちゃんはされてもいいけど。」 「はいはい。」 「弟に一蹴されたー。うわーん。」 結局壁の方を向いたままだけど、一緒に寝てくれた。 まあ、なんだかんだ言いつついうことを聞いてくれる弟。 それが灯火 芥。 変わってないね。 そういうところは。 そして変ったところもあった。 これからはずっと一緒だよ。 まだある春休みも、学校生活も。 そんなことを考えている間にあっくーは気持ちよさそうに眠っていた。寝返りを打ってこっちを向いていた。 そんな彼を抱きしめて私も眠りに落ちた。 「あっくー…。」 「光ねえ…。」 そのあとの目覚めは携帯の着信音だった。 あっくーの携帯のディスプレイは忌むべき単語が並べられていた。 from 母 sub 寮の件 寮に連絡をしました。 話はすべて聞いています。 再び光に迷惑をかけていると自覚しなさい。 とにかく今日光と一緒に家に戻りなさい。 二人に話があります。 早急に来なさい。 幸せをいろいろな意味で破壊したメール。 この時点で何かの感情がこみあげてきた。 始まった。色々と。 いよいよ熟慮断行といったところか。
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キャラクター/クルクルメイツ/視覚/かぶ姉 [索引|一覧] 才色兼備と巷で評判の美人カブ。白いスベスベした 肌が自慢。他人に厳しいのは優しさの裏返し? 文字通りカブのお姉さん。ん、じゃあ弟か妹が居るのかな? それともみんなのおネェ的な存在なのかも。 メイツ体重測定や迷子探しにも登場。 視覚 レベル5 えてがみ:薄紫/緑 きせかえ:ピンクのワンピース・お姉系メガネ 名前 コメント
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姉にこの夏 891 :名無したちの午後:2012/07/04(水) 01 46 17.79 ID f09eNg410 「姉にこの夏」、絵が気に入った手コキスキーには最高の出来だぞ。 長女5シーン、次女4シーン、三女1シーン+α(腋コキに手を添える)ある。 四女は膝頭コキのみ。 絵に使い回しはなく、尺も長い、すばらしい出来。 関連レス
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註:姉貴達のようなムチャな飲み方を普通の人間がすると、かなりの高確率で救急車 のお世話になりますので、良い子も悪い子も決して真似をしないで下さい。 停泊する長曾我部の船倉から酒を数本失敬した元親は、奥州に行く前に誂えた新品の碇槍『長槍・荒渦』を構えると、船から陸地へと器用に「十跳」で移動した。 酒瓶を落とす事無く着地した元親だったが、その衝撃で自分の手首に槍に絡まる鎖の端が触れた瞬間、ビクリと身を竦ませる。 あの時。重機を収める倉庫で彼に犯された元親は、その際、自分を拘束する為に使われた愛用の武器である『八流』を、恐怖から手にする事が出来なくなっていたのだ。 「…っ…」 どうにか自分の中で気持ちの整理をつけた元親は、右腕で碇槍を、左腕で酒瓶を抱え直すと、伊達の屋敷に続く道を歩き続けた。 (長曾我部の鬼女は、船の操舵をする際、自身の態勢が崩れぬよう、海賊の強靭な『懐刀』を、腰に『差し込んで』貰うらしいぞ) (海賊の一員になる為には、航海術や戦術よりも、あの女を満足させられる『竿』が、何よりも重要との事だ) (では、海の男共は、皆あの鬼の大女の『洞窟』に『帆柱』を突き立てた『兄弟』という訳か。なるほど、どうりで結束力が固い訳だ!) 心無い外部の揶揄に元親が傷付く度、幼い頃から元親の事を良く知る家臣や仲間達は、彼らなりの方法で気遣い、励ましてくれた。 ある時、育ち過ぎた自分の胸を少しでも小さくしようと、息が苦しくなるまでサラシで締め付けていた元親を、海賊達は次のように言って慰めてくれたのだ。 『お嬢の胸が大きいのは、それだけお嬢の夢が、いっぱい詰まっているからですよ』 そして、その夢の為なら、自分達はいくらでも力を貸すと約束してくれた。 「そうだよな。俺には…私には、皆がいてくれる。それで充分じゃないか……」 薄く笑いながら、元親は自分自身を納得させる為に小さく頷く。 言いたい人間には、言わせておけば良い。自分には、本当に自分の事を理解し、慕ってくれる仲間がいる。 他に何を望もうというのだ。 他に、何を…… 『…元親……』 自分の意志とは関係なく、突如脳裏に反芻された彼の囁きに、元親は弾かれたように首を振る。 違う。あれは、彼お得意の『策』の一種だ。 そうでなければ、彼のような男が、自分のような女を傍に置こうとする理由が、思い当たらない。 考えながら歩いている内に、いつの間にか政宗の部屋の前まで到着していた元親は、扉越しに小さく声を掛けると、彼女の名を呼んだ。 暫しの後、何処か間延びしたような返事がしたかと思いきや、開けて中に入ろうとした元親の鼻孔を、早くも大量の酒の匂いが刺激してきた。 「ちょ…政宗!俺が来る前に、どんだけ飲んでたんだ!?」 「アァン?おめ~がさっさと来ないのが、悪いんじゃね~かよぉ~♪」 それは、これまでの元親の心の喧騒を、「CRAZY STORM」か「PHANTOM DIVE」で吹き飛ばすかのような光景だった。 覚束ない舌で、ケタケタと返事をする政宗の頬は、夜目からも判るほど染まり切っている。 「落ち着いたら来いっつったの、お前じゃねぇかよ。あーあー、またこんなに飲み散 らかしやがって……」 既に数本畳の上に転がっている空き瓶を拾い上げると、元親はそれらを部屋の隅に置いた。 「遅い!」 「……悪かったよ。ちょっと、酒を取りに船まで戻ってたんだ」 「寄越せ!」 「──はいはい」 四国の地酒と、果樹園を栽培する領民から貰った酢橘(すだち)の酒を、元親は政宗に手渡した。 姉貴22
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【作品名】V!勇者のくせになまいきだR 【ジャンル】ゲーム 【名前】ムスメ(V!勇者のくせになまいきだR) 【属性】魔王のムスメ 【年齢】10万14歳 【長所】自称カリスマ女子 【短所】魔界的には第二次成長期 【備考】会話でさり気なくこう言っている vol.6
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【作品名】V!勇者のくせになまいきだR 【ジャンル】ゲーム 【名前】ムスメ(V!勇者のくせになまいきだR) 【属性】魔王のムスメ 【年齢】10万14歳 【長所】自称カリスマ女子 【短所】魔界的には第二次成長期 【備考】会話でさり気なくこう言っている vol.6
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仲良し姉弟 1 623 名前: ユキサキ 投稿日: 2005/08/23(火) 13 30 16 [ E1YpefgM ] 初めまして、いつも楽しみにしております。 読んでいる内に自分も書きたくなってしまったので投下させて頂きます。 道なき道を冒険者と見られる二人組みが駆け抜けていく。 槍を振り回し先陣を切って進む女の、肩の辺りで切りそろえた金色の髪が軽やかに揺れる。人目を引くような端正な顔立ちだが、その赤く禍々しい瞳だけが異質に光っている。肉感的な体つきを強調するような露出度の高い鎧を身につけ敵をなぎ倒していく。その戦いぶりは戦乙女といっても過言ではない。 その後ろから続く男のほうもやはり調った目鼻立ちをしており、一目で彼らが血縁関係にあることが判る。邪魔にならないようにとび色の髪をバンダナで押さえ、無駄な筋肉のない細身の体躯を動きやすさを重視した軽装の鎧で覆っている。彼は弓を構え女が討ち漏らしたモンスターを的確に射抜いていく。 やがて目的の場所が見えてくると彼女はいっそう足を速めた。 かつては柵だった木の残骸を踏みしめると乾いた音がして砕け散った。 [ダイナスティへようこそ] かすれた看板の文字に反して出迎えてくれる人はいない。 10年前魔物の軍勢に蹂躙されたこの村にまともな建造物はのこっていない。かつては引退した冒険者たちが作った村として有名であったが、今では人の記憶に埋もれてしまっている。建物は例外なく焼け焦げ、倒壊している。かつて道だったものは雑草が生い茂り先へ進むことをかたくなに拒んでいるようだった。 しかし、全く意に介すことなくシェリィは歩を進めた。 「姉さーん、待ってよ~」 遠くで弟が叫ぶ声が聞こえるが無視して奥へと進む。腕や太もものやわらかい肉が草とすれ血がにじみ無意識に奥歯を噛んだ。 しばらく進んでいると開けた場所に出る。 大きな木の下に苔むした白い石。そっと屈み、文字の部分を親指で擦る。ぱらぱらと乾いた音がして記された名前が明らかになる。 「久しぶりね、父さん、母さん」 やがて追いついた弟が隣に腰を下ろす。 「ほらロゼも挨拶挨拶(´∀`)」 「ったく、人に荷物も足せて自分はさっさと歩いて行っちゃうんだから、姉ちゃん。はいつも自分勝手でもごもご・・・」 すばやい動きでロゼの背後に回りこむと口をふさいだ。 「元気イッパイみたいだから一人で掃除しなさいな」 「うっ、きったねぇぞ!」 言葉とどうじに繰り出された弟の一撃を難なくかわしさらにダミーを設置する。 「ふふふ、甘いな。百年はやい」 「くっ・・・」 「さて、あっちにもよらなきゃいけないからさっさと掃除するか」 弟を締め上げた直後とは思えない軽快なフットワークで足元の草を抜き始める。ロゼもしぶしぶ手伝いだした。持ってきたバケツに近くの池から水を汲み、布を浸して手際よく苔を落としていく。 西からさす陽光が元の姿を取り戻した墓を赤く染める。半径1メートルにわたって草が抜き取られあたりには掘り返した土のにおいがほのかに漂う。兄弟は木陰に座り込みおのおのの水筒に口をつけていた。 「毎年のことながら重労働だな(´,_ゝ`)フッ」 「うん(ほとんど掃除してないくせに)」 「さて、いこっか」 おもむろにシェリィが立ち上がる。つられるようにして重い腰をロゼが上げる。槍を一振りすると駆け出した。 2 625 名前: ユキサキ 投稿日: 2005/08/23(火) 13 46 53 [ E1YpefgM ] >>623 古都ブルンネンシュティグ 太陽が西へと沈んでも、街の中は活気が溢れている。 軒を連ねた露店からはランプのかすかな明かりが漏れており、集まってきた虫がぶつかる度にこつんと軽い音を立てる。 「とりあえずこれだけあればいっか?」 「ちょっと多くないか?」 「久しぶりだし、奮発しちゃった~。やっぱ多すぎたか」 声を立てて笑う少女の両手にはバリカスから入手したケーキやらクッキーやらキャンディーがあふれ出ている。 「半分持ってくれ」 「いや、いい」 「・・・」 無言でこぶしを振り上げる姉に恐れをなして、しぶしぶキャンディーとクッキーの包みを持つ。 明らかに半分以上持たされているが、口に出したところで一発食らうだけなので黙っていることにした。 古都に溢れる人を避けながら朽ちかけた王宮の憶へと進んでいく。少し開けた場所に粗末な小屋が建っている。 崩れかけた塀に文字が書いてある。かろうじて読み取れるのは[孤児院]というところだけだった。 ほぼ全壊した門をくぐると目に入った、掃き掃除をしているガタイのいい男にめがけてシェリィは突撃した。 「オサーン、元気してたぁ?」 「ぐハッ、シェリィ、か・・・いきなりぶつかられると腰に響くんだが・・・」 「やりすぎ?」 「相変わらず下品だな・・・それと、オサーンじゃなくて院長と呼べ。子供たちが真似する」 「・・・院長がソウ育てたんだろ?(´,_ゝ`)フッ」 「おいロゼ、・・・なんとかならないのか?」 「(´,_ゝ`)フッ俺に言うな」 「ああコレお土産ね」 菓子の包みにこっそりと白封筒を入れて渡す。封筒に気づいた院長は決まりの悪そうな顔をするが甘んじて受け取る。 「いつも、悪いな」 「いいって。ここでそだててもらったんだからさ」 院長の目が遠くをいる。 「もう、2年か・・・お前たちが出て行って」 「アー・・・そんなにたったっけか」 「姉ちゃんぼけすぎ」 どごぉっ 荷物を院長に預け両手が自由になったシェリィのボウストライキングがロゼにヒットした。 もっていた菓子類がばらばらと落ちる。 「ひ・・・ひでぇ」 「ボンクラじゃないだけ感謝しろ」 「ハハハ、お前らは相変わらずだな」 「「(´,_ゝ`)フッ」」 「さて立ち話もなんだ、お茶でも飲まないか?」 「少しやすませてもらおうかな」 なれた足取りでシェリィとロゼは中へと入っていった。 3 671 名前: ユキサキ 投稿日: 2005/08/25(木) 20 28 33 [ E1YpefgM ] >>623 >>625 小ぢんまりとした部屋に、シナモンと紅茶の香りがほのかに漂う。 勝手知ったるなんとやらで、ロゼがいろいろと準備させられたのだ。 シェリィは出先では猫をかぶりそこそこの仕事をするが身内だけになると、 とたんに人をこき使いだす。 どうしてばれないのだろうか、と不思議に思いながらロゼは機能性のみを重視したカップに口をつけた。 「それで、最近はどうだ?」 紅茶をひとしきり堪能した後、院長が口を開いた。 「んー、ソルティーケーブあたりをうろうろしてるかなぁ」 「だねー、あ、之お土産の石塩です」 「おお、助かるよ」 ロゼはかばんから相当な量の包みを出して、勝手に調味料の棚に押し込んだ。 「そういえば、シェリィお前擦り傷作っているぞ」 「ああ?之か・・・今日墓参りに行く途中に葉っぱでな」 「どれ、見せてみろ」 「良いよ、こんなのたいしたことな・・・」 すべてを言い終わる前に癒しの光がシェリィを包み込む。院長は昔、 ビショップだったという。 両親の死後ここに引き取られたのも院長となき両親が友人関係にあったからだ。 村が魔物に襲われ壊滅したとき、生き残った二人を育ててくれた。 「ありがとう、お礼は体で払うから」 ちらりと胸の辺りの鎧をずらし、ウインクする。 気がつかない振りをして院長は席へと戻った。 「そういえば、ロゼは怪我をしていないな」 「ん?ああ、姉ちゃんは突っ走るから」 「なるほどな」 ちょっと納得しないでよ、と怒ったようなそぶりを見せるが 目許はしっかり笑っている。 「あーあ、戻って来たいな」 ひとしきり笑った後シェリィはポツリともらした。 「いつでも戻って来い」 「うん、そうする」 ロゼは眉根を寄せながら微笑を作った。 そういいながら戻る気がないのは見て取れた。この孤児院が シェリィたちの援助がないと厳しいのを彼女らもわかっている。 だからこそ断言できる、絶対に戻ってきたりなどはしない。 横柄に見える態度や軽い口調で誤解されやすいが心の優しい子達なのだ。 「それじゃ、そろそろかえるわ」 「院長、また」 「おう」 ロゼは立ち上がると二人分の食器を洗って、先に部屋を出た姉を追いかけた。 4 725 名前: ユキサキ 投稿日: 2005/09/03(土) 22 12 27 [ R86PkENQ ] >>623 >>625 >>671 ドドドドドドドド 騒々しい足音に続いての衝撃がシェリィの腰の辺りに直撃し、 ふらついた彼女をロゼが受け止める形になった。 ぶつかった本体といえば悪びれた様子は毛頭もない。 「ぁあん、おねぇさま~!お久しぶりですぅ。いらしてるんだったら一声 かけてくださればいいのにぃ~」 栗色長い髪をツインテールにした、なかなかかわいい顔立ちの少女が場違いなくらいの 甘ったるい声を出しながらシェリィの体に巻きついてくる。 「ぁあ・・・メルローズ(´д`)」 痛む腰をさすりながらもシェリィは何とか口を開く。 「んふ?なんですの?」 「・・・乳つかんでる」 「あら?うふふふ」 ちょっとだけ続きを書いてみました。 <前 ▲戻 次>
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297 :姉弟遊戯 [sage] :2007/11/16(金) 18 23 13 ID d558cimu お姉ちゃんに恋人が出来たらしい。 「修也く~ん、修也く~ん♪ スキスキ~~♪」 アッコちゃんの替え歌を口ずさみながら、上機嫌でマフラーを編んでいる我がお姉ちゃんの姿はなんというかとてつもなく鬱陶しい。 「お姉ちゃん。ちょっとマフラー編むなら黙ってやってよ。テレビの音が聞こえないじゃん」 「いいじゃない。こうやって修也くんのこと想いながら編むと、一本一本に愛が込められてるように思えるんだ~」 「なんか呪文みたいで気持ち悪いよ……」 「あはっ、いいね。愛の呪文かぁ。えへへ、いいなぁ。ソレ」 ありゃ。気分を乗せちゃった。どちらかと言えば呪文というより呪詛のように聞こえるんだけどね。 「ねぇ、ねぇ、修也くん、このマフラー喜んでくれるかなぁ?」 「あー、はいはい。喜んでくれるんじゃないかねー……」 ボクはなげやりに答える。そんな答えでもお姉ちゃんは「そうだよねぇ」とまた情熱的に身悶えながら、ちくちくと熱心に毛糸を編んでいた。 お姉ちゃんの弟やって十五年になるけど、近頃は毎日がこんな調子だ。 一ヶ月ほど前、お姉ちゃんに恋人が出来たそうだ。名前は田上修也さん。お姉ちゃんの学校のクラスメイトなんだってさ。 お姉ちゃんが言うにはお姉ちゃんとその男の人は毎日いちゃいちゃいちゃいちゃしている校内一ラブラブなカップルでなんだそうな。まぁお姉ちゃんの言うことだから誇張がかなり混じっているだろうけどねー。 登校するときはその人の家にお迎えに行って二人一緒に登校、放課後はその人の家で晩御飯を作ってあげてから帰ってくる(修也さんは一人暮らしなんだって)。帰ったら帰ったで、携帯電話片手に修也さんとメールだ。 一度文面を見せてもらったけど、新婚さんかと思うくらいのお姉ちゃんの甘甘ラブラブメールに僕は呆れた。 毎日朝早く起きて修也さんのお弁当を作ったりしたり、修也さんに何度もメールしたり、週末は毎週のようにデートにでかけたりと、お姉ちゃんはかなりその男の人に入れ込んでるようだった。 まぁお姉ちゃんも顔は悪くないし、体のラインを隠している服の下は実は隠れ巨乳で胸おっきいし、健気だし、ちょっとボケボケなことに目をつぶれば、弟の僕の視線から見てもかなりの美人なんだよね。 本当、いままでどうして彼氏が出来なかったんだろうと思うよ。 そんな優しいお姉ちゃんに、それだけ慕われたらその男の人も本望だろうなぁ。羨ましいね。うんうん。 「お姉ちゃん。明日もお弁当作るんならついでに僕のお弁当も作ってくれないかな?」 「それはダメー♪」 「けち」 うーん。その優しさをもう少し弟の僕に分けてくれればいいんだけどねぇ。 298 :姉弟遊戯 [sage] :2007/11/16(金) 18 24 08 ID d558cimu ★ あー、変な夢を見た。 僕の目の前でチャゲがマフィアに囲まれる夢。別に僕はチャゲファンじゃないんだけどさ……、夢というものは時々本当に変なものを見せるね。 時計を見ると深夜2時……。ふわぁあ。寝たのが12時ちょうどだったからまだあんまり寝てないなぁ。 トイレ行って牛乳飲んでもう一度寝よう。体を起こすと、部屋の中はひんやりと寒い。床に脱ぎ捨てていたドテラを着込むと、僕は部屋を出て台所へと歩く。 うう。寒いなぁ。 そろそろストーブも出さないと、風邪ひいちゃうな……。 ……ん? 「お姉ちゃん?」 「あ、起きてたの」 台所の前でばったりとお姉ちゃんと会った。 「どうしたの? お姉ちゃん……どこか行くの?」 お姉ちゃんは深夜2時だというのに、外行きの格好だったのだ。 黒いGパンに防寒ジャンバーを着込んで長い髪の毛をすっぽりとニット帽に収めている、そして肩からおっきく膨らんでいるバックをかけていた。 少なくとも、寝る時の格好ではない。まるでこれから泥棒にでも行くような服装だ。見事に黒ずくめだし。 「えっとね。修也くんのところ」 お姉ちゃんは無邪気な顔で答える。 「え、今から行くの? 今午前2時だよ?」 「うん。行くよ」 「でもさすがに修也さんに迷惑なんじゃないの」 「そんなことないよ。毎日行ってるしぃ」 「え!? 毎日っ?」 みんなが寝静まった頃、お姉ちゃんは毎日出て行ってたのか? 「それって、どういうことなの。修也さんが来いって言ってるの? そうだとしたら、こんな夜中に呼び出すなんて非常識にも程があるよ」 「そうかな? でもお姉ちゃんからしたら、夜でも修也くんに逢えるだから、別にいいんだけど」 「ダメだよ。もし道中で誰かに襲われたらどうするんだよ! 非常識だよっ」 「むぅ……」 お姉ちゃんの無警戒っぷりに僕は呆れた。一応これでも僕の大事なお姉ちゃんだ。暴漢に襲われたりなんかしたらどうする。 修也さんも修也さんだ。顔も見たことないけど、うちのお姉ちゃんをこんな夜中に毎日呼び寄せるなんてどうかしているよ。 「うーん、でもお姉ちゃん。修也くんに会いたい……」 「明日朝逢えるじゃん。毎日迎えに行ってるんでしょ?」 「夜も会いたいの!」 「あんだけメールしてるのに……、わかった。お姉ちゃん。じゃあ僕も一緒に行くよ。夜道を一人で歩かせるわけには行かないもん」 僕はお姉ちゃんを待たせ部屋に戻り、パジャマの上からコートを着こんで再び玄関へ。 「さ、行こう。お姉ちゃん」 「うん」 いい機会だ。これを機にお姉ちゃんの恋人である修也さんに会ってみよう。 そして、もし修也さんが毎日お姉ちゃんを真夜中に逢いに来させてるなら、お姉ちゃんの弟として厳重に注意してやる! ★ 299 :姉弟遊戯 [sage] :2007/11/16(金) 18 25 17 ID d558cimu ん、お姉ちゃん。ここ修也さんの家。ふーん……。 電気ついてないけど。もう寝てるんじゃないの。それか留守なんじゃ。え、好都合? どういうこと。お姉ちゃん。 ドアかぎ掛かってるし。お姉ちゃん。本当にここが修也さんの家? ……ん。合鍵もってないの? お姉ちゃん。あんなにラブラブって言ってたじゃん。ん、カバンから何か出した。 「鍵はこれだよ」 ん。針金と……ドリル? お姉ちゃん。なにする気だよ。それって、もしかして……。 (見事なサムターン回しのため、防犯上描写を割愛します) 「開いた」 「お、お姉ちゃん。ちょっと待って」 今なにしたの。 「ドア開けたの」 「うん。確かに思いっきり開いてるけど……」 でも、それは明らかに正規の方法で開けたんじゃないよね。鍵じゃないし。 ちょ、ちょっ! お姉ちゃん! お姉ちゃんはドアノブを掴み開ける。チェーンががちゃりとかかっていたので、少しの隙間だけしか開かない。 お姉ちゃんは慣れた手つきでカバンから、チェーンカッターを取り出すと…………。お、お姉ちゃん!? チャッキン! 「修也く~ん。おじゃましまぁす」 今度こそ完全に開いたドアを開けてお姉ちゃんは普通に入っていった。 ……お姉ちゃん。普通の恋人は、彼氏の部屋のドアを開けるのにサムターン回しは使わないよ……? チェーンロックを切断しないよ……? ……そういえば。よく考えてみよう。お姉ちゃんは何度も修也さんにメールをしていた。でも修也さんからメールが返信された所を僕は見たことあるか? なんだか怖くなってきた。 「お、お姉ちゃん!」 僕はドアを開けた。小声でオジャマしますとつぶやき、暗い部屋の中へ。 修也サンの部屋は1LDKで、小さな台所と障子で区切られた部屋しか無い。開けっ放しの障子の間からお姉ちゃんの姿が見えた。 おそるおそる覗き込むと……。 「うふふふふふふ……。修也くんの寝顔、かぁわいい……、食べちゃいたぁいよぉ」 うちの姉は、ベッドで寝てるであろう修也さんを四つんばいに覆いかぶさっていた。 「えへへ。修也くぅん……。いつもいつも、見てるからねぇ。教室でも、登校のときも、家で寝てるときも、こうやってずーっとあたしが見てるから」 そう呟くと、お姉ちゃんはベッド脇に置いたカバンに手を伸ばす。中から取り出したのは、今日編んでいたあのマフラー。 「修也くんのために一生懸命編んだの。所々私の髪の毛で編んでるから、これを使ってくれたらいつも一緒だよ……」 寝ている修也さんの首元にマフラーを被せるお姉ちゃん。 「うふふふふ、ふふふ、ふふふふふふふふ……」 そういえば僕はトイレに行きたくて、起きたんだった。 明日も学校だし、早く家に帰って寝ないと。僕はきびすを返し、お姉ちゃんを置いたままおじゃましましたと部屋を出る。 外は満天の星空。 「修也くぅ~ん」 「!……おまえ! どっから入ってきた!」 「ふふふ、修也くん。マフラー編んだのぉ」 「そ、それで俺の首を絞めるつもりだな。やめろぉ! 近づくなぁ! うわぁぁぁぁああああ!!」 なんか、修也さんの部屋から叫び声が聞こえるが、多分気のせいだろう。もしくは木の精だろう。 さーて。これまで積んだお姉ちゃんに対する尊敬をいくらか見直さないとなー。あははー…………はぁ…・・・。 (おしまい)